ボイドタイムとは、西洋占星術で使われる考え方の一つです。
一般的には、月が次の星座へ移るまでの間に、主要な天体との主要アスペクトを新たに形成しなくなる時間帯を「ボイドタイム」と呼びます。
占星術では、この時間帯について、
物事の方向が定まりにくい
予定が思った通りに進まない
重要な判断を急がない方がよい
といった解釈があります。
一方で、ボイドタイムは「何をしても失敗する時間」ではありません。
新しい判断や大きな決断を増やすより、すでにあるものを整理する、確認する、休む、準備する時間として利用する考え方もあります。
このページでは、ボイドタイムとは何か、どのような影響があると考えられているのか、避けるとされる行動、向いている過ごし方、仕事・契約・買い物・人間関係での使い方までまとめて整理します。
- まず知りたいことから選ぶ
- ボイドタイムとは?
- ボイドタイムは「不吉な時間」なの?
- ボイドタイムに起こりやすいとされること
- ボイドタイムに避けるとされる行動
- 契約・商談ではどう考える?
- 高額な買い物ではどう考える?
- 転職・退職ではどう考える?
- 恋愛や人間関係ではどう考える?
- ボイドタイムに向いているとされること
- 瞑想や内省の時間に使う
- 創作や趣味はしてもいい?
- ボイドタイム中に予定が入ってしまったら?
- ボイドタイムを「確認時間」に変える
- ボイドタイムをFLOWで考える
- ボイドタイムの調べ方
- ボイドタイムを毎回確認する必要はある?
- ボイドタイムを避けられない場合
- ボイドタイムと引っ越し
- ボイドタイムと仕事
- ボイドタイムとSNS・メール
- ボイドタイムと開運日が重なったら?
- ボイドタイムを過度に気にしない
- 実際の体験からボイドタイムを考えたい場合
- まとめ|ボイドタイムは「停止」より「確認」に使う
まず知りたいことから選ぶ
ボイドタイムとは何か、基本から知りたい
→ このまま読み進めてください。
実際には何を避け、どう過ごしているのか知りたい
→ ボイドタイムにしてはいけないこと・したほうが良いこと|実体験から考える過ごし方
重要な決断を今するべきか、保留すべきか知りたい
→ ボイドタイム中に決断を避けるべき理由と対策|迷ったときの判断基準
引っ越しの日取りについて知りたい
→ 引越しと開運日:運気を味方につけるタイミングガイド
ボイドタイムについて迷った場合は、まず「絶対に避ける時間」ではなく、「新しい判断を少し慎重にする時間」として考えると整理しやすくなります。
ボイドタイムとは?
ボイドタイムは、英語では「Void of Course Moon」と呼ばれます。
西洋占星術では月の動きを重視し、月がほかの天体と作る角度である「アスペクト」を使って、時間の流れを読む考え方があります。
その中で、月が次の星座へ移動するまで主要なアスペクトを新たに作らない時間帯が、一般にボイドタイムと呼ばれます。
日本では、
空白の時間
決断を急がない時間
重要なスタートを慎重に考える時間
として紹介されることが多くあります。
ボイドタイムは「不吉な時間」なの?
ボイドタイムを「凶の時間」「何をしても失敗する時間」とまで考える必要はありません。
占星術上では、新しく始めたことの方向が変わったり、予定していた結果へ結びつかなかったりすると解釈されることがあります。
しかし、日常生活のすべてを停止する必要はありません。
すでに決まっている仕事を続ける。
掃除をする。
食事をする。
移動する。
日常的な連絡をする。
といった普通の生活まで避ける必要はありません。
むしろ、「新しい重要判断だけ少し慎重にする」くらいに考える方が実生活では使いやすくなります。
ボイドタイムに起こりやすいとされること
ボイドタイムについては、いくつかの典型的な解釈があります。
重要な判断がまとまりにくい
契約・商談・交渉など、結論を出す必要がある場面では、判断が定まりにくい時間として扱われることがあります。
ただし、ボイドタイムだから判断力が実際に低下すると断定できるものではありません。
暦を気にする場合に、「急いで決めなくてもよいなら、一度確認してから決める」という使い方ができます。
特に、後から戻しにくい決断や高額な契約などについては、こちらで判断基準を詳しく整理しています。
ボイドタイム中に決断を避けるべき理由と対策|迷ったときの判断基準
コミュニケーションのすれ違いを意識する
ボイドタイムでは、伝達ミスや認識の違いに注意するとよい、という解釈があります。
そこで、重要なメールや話し合いでは、
宛先を確認する
条件を書面で確認する
相手の理解を確認する
感情的な返信を急がない
といった行動に置き換えると実用的です。
新しいことのスタートを慎重にする
新規プロジェクト・開業・転職・契約など、大きなスタートについては、ボイドタイムを避けるという考え方があります。
ただし、開始日を自由に変更できない場合もあります。
その場合は、ボイドタイムだけを理由に予定を中止する必要はありません。
感情的な判断を急がない
ボイドタイムには、感情が揺れやすいという説明もあります。
これについても全員に同じ変化が起こると決まっているわけではありません。
ただ、怒っているときのメール、衝動的なSNS投稿、人間関係を左右する発言などを一度見直す時間として利用することはできます。
ボイドタイムに避けるとされる行動
占星術上、特に慎重に扱われやすいのは、後から変更しにくい重要な決断です。
重要な契約
大きな商談・交渉
新規事業や新規プロジェクトの開始
転職や退職の最終決定
引っ越しに関する重要な契約
結婚・離婚など人生の大きな決断
高額な買い物
大きな投資判断
などです。
ただし、これらを「ボイドタイム中は絶対禁止」と考える必要はありません。
日程を自由に選べる場合の比較材料として利用する方が現実的です。
「どこまでなら決めてよいのか」「どうしても今決める必要がある場合はどうするのか」については、決断特化ページで詳しく扱っています。
ボイドタイム中に決断を避けるべき理由と対策|迷ったときの判断基準
契約・商談ではどう考える?
ボイドタイムで特に気にされやすいのが契約です。
ただし、実際の契約で最も重要なのは、
契約内容
金額
解約条件
納期
責任範囲
相手の信用
などです。
ボイドタイムを理由に契約内容の確認を軽視してはいけません。
候補日を自由に選べるなら時間帯を避ける。
変更できないなら、普段以上に契約内容を確認する。
という使い方が現実的です。
高額な買い物ではどう考える?
家・車・高額な家電・投資商品などについても、ボイドタイムを避けるという考え方があります。
しかし、購入判断では、
本当に必要か
価格は妥当か
保証はどうなっているか
返品・解約条件はどうか
比較検討したか
の方が重要です。
ボイドタイムを「買ってはいけない時間」とするより、衝動的な決断を一度止める目印として使うと実用的です。
転職・退職ではどう考える?
転職活動では、応募・面接・内定承諾・退職の意思表示など、多くの段階があります。
すべてをボイドタイム以外へ移動させるのは現実的ではありません。
特に企業側から指定された面接日時などは、占星術上の日取りよりも現実の機会を優先した方がよい場合があります。
自分で自由に決められる重要な判断だけを、一度確認する時間として利用する方法があります。
恋愛や人間関係ではどう考える?
告白・別れ話・重要な話し合いなども、ボイドタイムを避けると紹介されることがあります。
ただし、人間関係では時間帯よりも、
相手の状態
自分の感情
場所
伝え方
話す準備
の方が結果へ大きく影響します。
ボイドタイムだった場合は、「今すぐ結論を出す必要があるか」を一度考える程度に利用するとよいでしょう。
ボイドタイムに向いているとされること
ボイドタイムは「何もしない時間」ではありません。
新しい判断を増やすより、すでにあるものを処理する時間として利用できます。
ルーチンワークを進める
いつもの仕事や手順が決まっている作業は、比較的取り入れやすい行動です。
データ整理
メール整理
書類整理
掃除
洗濯
繰り返し作業
などです。
準備をする
決断そのものを後に回しても、準備まで止める必要はありません。
資料を集める
比較する
下書きを作る
質問事項を整理する
必要な情報を確認する
といった準備時間にできます。
過去を振り返る
新しい方向を決める前に、これまでを確認する時間として利用できます。
仕事なら進捗確認。
家計なら支出確認。
人間関係なら自分の感情の整理。
生活なら不要な習慣の確認。
というように使えます。
掃除・整理整頓をする
新しい判断が必要ない掃除や整理は、ボイドタイムの過ごし方として紹介されることがあります。
部屋を片づける
デスクを整える
不要なファイルを削除する
財布のレシートを整理する
などです。
休息を取る
予定を詰め込みすぎず、休息時間として利用することもできます。
読書をする。
お風呂に入る。
静かに過ごす。
散歩をする。
といった過ごし方です。
瞑想や内省の時間に使う
ボイドタイムは、外へ大きく動くより、自分の状態を整理する時間として紹介されることがあります。
瞑想までしなくても、
数分間静かにする
考えていることを書き出す
予定を確認する
今困っていることを整理する
だけでも構いません。
「今日は決めない。その代わり状況を見る」という使い方ができます。
創作や趣味はしてもいい?
ボイドタイム中に、絵・音楽・文章・日記などの創作をするという考え方もあります。
特に、結果を求めず自由に試す活動なら、過度に時間帯を気にする必要はありません。
ただし、重要作品の公開や契約など、外部へ確定的に出す段階については、気になる場合だけ時間を確認するという分け方もできます。
ボイドタイム中に予定が入ってしまったら?
ボイドタイムを後から知って、不安になることもあります。
しかし、予定を全部キャンセルする必要はありません。
まず、
本当に変更する必要がある予定なのか
安全上の問題はないか
契約内容は確認できているか
準備不足はないか
を見ます。
現実的な問題がなければ、必要以上に恐れず予定を進めて構いません。
実際の体験や、ボイドタイム中にどう対応しているかについては、こちらの記事で詳しく扱います。
ボイドタイムにしてはいけないこと・したほうが良いこと|実体験から考える過ごし方
ボイドタイムを「確認時間」に変える
ボイドタイムを実生活で使うなら、禁止事項を増やすよりも、
決断 → いったん確認
開始 → 準備
購入 → 比較
連絡 → 読み直し
行動 → 状況を見る
という変換をすると使いやすくなります。
つまり、「何もしない時間」ではなく、確定させる前の確認時間として使います。
ボイドタイムをFLOWで考える
シンプルに整理すると、次のような使い方ができます。
重要な判断が発生する
↓
ボイドタイムか確認する
↓
急がなくてよければ一度保留する
↓
情報を集める
↓
条件を確認する
↓
時間が明けてから必要なら決定する
ただし、急を要することまで止める必要はありません。
この「どこまで保留するか」を具体的に判断したい場合は、決断特化ページへ進んでください。
ボイドタイム中に決断を避けるべき理由と対策|迷ったときの判断基準
ボイドタイムの調べ方
ボイドタイムは月の位置によって変化するため、毎日同じ時刻に発生するものではありません。
確認する場合は、
占星術サイト
占星術カレンダー
占星術アプリ
などを利用できます。
その際に注意したいのが時刻とタイムゾーンです。
海外サイトでは現地時間やUTCで表示されることがあります。
日本で利用する場合は、日本時間で表示されているか確認してください。
ボイドタイムを毎回確認する必要はある?
日常生活のすべてについてボイドタイムを調べる必要はありません。
毎日の買い物・家事・通常業務まで確認していると、生活が複雑になります。
気になる場合でも、
大きな契約
高額な購入
重要な決断
人生の大きな節目
など、自分にとって重要度の高い予定だけ確認する方法で十分でしょう。
ボイドタイムを避けられない場合
ボイドタイムは数十分程度の場合もあれば、比較的長く続く場合もあります。
仕事や日常生活では、完全に避けることが難しい場合があります。
そこで、避けられない場合は、
重要事項を再確認する
書面を残す
即断を避ける
後から修正できる余地を残す
という方法があります。
ボイドタイムと引っ越し
引っ越しでは、契約・荷造り・移動・入居など多くの工程があります。
「引っ越し当日に一瞬でもボイドタイムがあればダメ」と考える必要はありません。
暦を気にする場合でも、契約・重要な決定・開始のタイミングなど、自分が節目と考える部分だけ参考にすると実用的です。
ボイドタイムと仕事
通常業務まで止める必要はありません。
むしろ、
資料整理
メール確認
既存案件の処理
スケジュール整理
振り返り
などに利用できます。
新しいプロジェクトを始める場合でも、開始日時を自由に選べなければ現実の予定を優先してください。
ボイドタイムとSNS・メール
感情的な連絡を避けるという意味では、ボイドタイムを「送信前にもう一度読む時間」として利用できます。
特に、
強い苦情
別れ話
重要な交渉
仕事上の重要メール
などは、一度下書きとして保存し、読み直す方法があります。
これはボイドタイムでなくても有効な習慣です。
ボイドタイムと開運日が重なったら?
ボイドタイム中に、大安・一粒万倍日・天赦日など別の吉日が重なることもあります。
その場合、「吉日とボイドタイムのどちらが勝つ」と考える必要はありません。
仕組みが異なるためです。
たとえば、
一粒万倍日なので新しい習慣を始めたい。
しかし開始予定時刻はボイドタイム。
という場合、気になるなら準備だけして時間が明けてから始める。
気にしないなら、そのまま始める。
という程度で構いません。
ボイドタイムを過度に気にしない
ボイドタイムについて詳しく知るほど、
「今は契約できない」
「買い物できない」
「連絡できない」
「何も始められない」
と感じることがあります。
しかし、生活そのものをボイドタイムに支配される必要はありません。
むしろ、
急いで決めなくてもよいことは確認する
重要でないことは普通に続ける
必要なことは予定通り行う
という線引きをした方が使いやすくなります。
実際の体験からボイドタイムを考えたい場合
ここまでは、西洋占星術で一般的に説明されるボイドタイムの意味や使い方を整理してきました。
しかし、
実際にはどんなことが起きたのか。
自分では何を避けているのか。
ボイドタイム中に何をしているのか。
避けられなかった場合はどうするのか。
といった具体的な話は、一般論とは分けた方が分かりやすくなります。
実体験をもとにした具体的な過ごし方はこちらでまとめています。
ボイドタイムにしてはいけないこと・したほうが良いこと|実体験から考える過ごし方
まとめ|ボイドタイムは「停止」より「確認」に使う
ボイドタイムは、西洋占星術で重要な決断や新しいスタートを慎重に考える時間として扱われています。
ただし、何もできない不吉な時間として恐れる必要はありません。
新しい重要事項は急いで決めない。
すでに決まっていることは普通に進める。
ルーチンワークを処理する。
整理・準備・振り返りに使う。
必要ならボイドタイム後に最終決定する。
という使い方をすると、日常生活へ取り入れやすくなります。
つまり、
ボイドタイム=止まる時間
ではなく、
ボイドタイム=いったん確認する時間
と考える方法です。
ボイドタイムについて、次に知りたい内容から選んでください。
実際には何を避け、何をして過ごしているのか知りたい。
→ 実体験・実践編へ。
重要な決断を今するべきか、いったん保留すべきか知りたい。
→ 決断特化ガイドへ。

