天中殺にしてはいけないこと・したほうが良いこと|実体験から考える過ごし方

天中殺について調べると、

新しいことを始めない。
結婚や転職を避ける。
大きな決断をしない。

といった説明が出てきます。

ただ、年単位の天中殺は長く続きます。

その間ずっと何もしないというのは現実的ではありません。

そこで私は、天中殺を単純に「悪い期間」と考えるのではなく、

次に大きく動くために、いったんエネルギーを蓄える期間

と考えると分かりやすいのではないかと思っています。

このページでは、一般的な天中殺の解説よりも、実際にどう考えて過ごすか、何を控え、逆に何をすると使いやすいのか、天中殺中に大きなことを始めてしまった場合はどう考えるかを中心にまとめています。

天中殺そのものの意味や種類、一般的な考え方について先に知りたい場合はこちらをご覧ください。

天中殺の意味と過ごし方ガイド|避けるべき行動と開運日の活用法

天中殺・空亡・大殺界は似ているが同じものではない

天中殺は算命学で使われる概念です。

四柱推命には「空亡」、六星占術には「大殺界」と呼ばれる時期があります。

どれも「通常とは違う時期をどう過ごすか」という点では似ていますが、体系や計算方法まで完全に同じものではありません。

このページでは、その中でも天中殺を中心に考えます。

天中殺には年・月・日など複数の周期がある

天中殺には、年単位だけでなく、月・日など複数の周期を見る考え方があります。

代表的なのは、

12年のうち2年間
12か月のうち2か月
12日のうち2日

といった周期です。

日常的に「天中殺」と言う場合には、特に年単位の2年間を意識することが多いと思います。

ただし、天中殺の種類や期間の求め方については、この実践ページでは深入りしません。

基本から確認したい場合はこちらをご覧ください。

天中殺の意味と過ごし方ガイド|避けるべき行動と開運日の活用法

私は天中殺を「ロケットの発射前」と考えている

天中殺の活用法を考えるとき、私はロケットをイメージすると分かりやすいと思っています。

ロケットは、燃料を蓄えた状態で一気に上へ向かいます。

人生でも、いつも最大出力で走り続けることはできません。

そこで天中殺を、

飛ぶ時期ではなく、燃料を蓄える時期

と考えます。

新しいことを次々増やす。

大きな結果を取りに行く。

さらに仕事を増やす。

というより、

休む。
学ぶ。
整理する。
準備する。
自分を見直す。

ことへエネルギーを使います。

そして、動きやすい時期が来たときに、その蓄積を使う。

私はこのイメージで天中殺を捉えています。

してはいけないこと|大きくエネルギーを使う行動を慎重にする

天中殺をエネルギーを蓄える時期と考えると、避けたい行動にも共通点が見えてきます。

大きなエネルギーを使い、簡単には元へ戻せないことです。

結婚・入籍

人生の大きな転換点なので、自由に時期を選べるなら慎重に考えます。

ただし、天中殺だから結婚すれば必ず失敗するという意味ではありません。

すでに十分な準備ができている場合は、相手との関係や生活設計など現実的な条件を優先します。

転職・就職・独立

環境を大きく変える行動なので、勢いだけで決めないようにします。

ただし、会社の事情や生活の必要から転職しなければならない場合まで止める必要はありません。

私なら、天中殺中に転職する場合は、

「ここに一生骨を埋める」

くらいに強く思い込まず、少し余白を持って新しい環境を見ると思います。

転勤

会社員なら、自分から希望していなくても転勤になることがあります。

天中殺だからといって、必要な転勤まで断る必要はありません。

むしろ、受け身で決まったことなら、淡々と対応するくらいでよいと思います。

ただし、

「絶対ここで出世する」

「ここで人生が全部変わる」

と過剰に期待せず、まず新しい環境を観察します。

新規事業・開業・新規開店

自分から大きく広げる行動なので、可能なら準備期間を長く取ります。

どうしても始める必要がある場合は、最初から大きくしすぎないことを意識します。

家を建てる・家を買う

金額も大きく、生活への影響も長いため慎重にします。

ただし、実際には資金計画・土地・建物・契約内容の方が重要です。

家を建てるならいつが吉日?地鎮祭・上棟式・引っ越しに最適な開運日とは

引っ越し

自分から環境を大きく変える引っ越しも、自由に選べる場合は慎重にします。

ただし、転勤・契約終了・家族事情など避けられない引っ越しは別です。

引越しと開運日:運気を味方につけるタイミングガイド

離婚など人間関係の大きな決断

一時的な感情だけで大きな結論を出さないようにします。

ただし、暴力・虐待・危険などがある場合は、天中殺より安全確保を最優先してください。

大金を使う

普段以上に、

本当に必要か
後から戻せるか
生活を圧迫しないか

を確認します。

天中殺中は「期待を少し下げる」と楽になる

私は天中殺の考え方で面白いと思うのが、

期待を膨らませすぎない

という部分です。

新しい会社へ行った。

新しい土地へ引っ越した。

新しい仕事を始めた。

その瞬間から、

「ここで絶対成功する」

「人生が変わる」

と結果を求めすぎると、現実とのズレが大きくなります。

そこで私は、

誰かに過剰に期待しない。
自分にも過剰に期待しない。

くらいでよいと思っています。

「まずやってみる」程度で進みます。

天中殺中にしたいこと

エネルギーを蓄える時期と考えるなら、したいことは逆に分かりやすくなります。

社会貢献・ボランティア

人の役に立つ行動や社会貢献をするという考え方があります。

大きなことをする必要はありません。

地域の清掃。

困っている人を助ける。

自分が知っていることを共有する。

できる範囲から始めます。

「どのボランティアが一番運気を上げるか」と効率を求めすぎない方が、この考え方には合っています。

寄付・お賽銭

寄付をするなら、金額よりも、どこへ何のために使われるのかを確認したいところです。

自分が納得できる団体・地域・活動へ無理のない範囲で行います。

生活を圧迫する金額まで寄付する必要はありません。

神社へ参拝する

天中殺の時期に神社参拝を大切にする考え方もあります。

出生地や現在暮らしている地域の神社へ参拝する、という方法もあります。

ただし、「参拝すれば天中殺の影響が消える」と断定するものではありません。

私は、感謝したり、自分の状態を確認したりする時間として利用するのがよいと思います。

墓参り

先祖とのつながりを意識する機会として墓参りをするのも一つです。

自分一人だけで突然存在したのではなく、長い流れの中に自分がいることを考える機会になります。

親孝行・家族孝行・知人への親切

外へ新しい縁を増やすより、すでにある縁を大切にする。

親。

兄弟。

家族。

親族。

友人。

身近な人へ少し親切にするという過ごし方です。

自分磨き

資格の勉強、習い事、技能の習得などです。

結果を取りに行くより、能力を蓄える。

この意味で、天中殺との相性がよいと私は考えています。

休む

これもかなり重要です。

休める状況なら休む。

有給を取る。

旅行へ行く。

睡眠を増やす。

何もせず過ごす。

常に全速力で走らないことです。

片付け・整理整頓・掃除・メンテナンス

次に動きやすい状態を作ります。

不要なものを整理する
仕事を整理する
道具を整備する
家を掃除する
壊れたものを直す

といったことです。

天中殺を「次への準備期間」と考えるなら、とても分かりやすい行動です。

私は70〜80%くらいの力で生活するイメージを持つ

天中殺では、お金・地位・出世などを求めて最大出力で働くよりも、

普段の70〜80%くらいまで生活速度を落とす

くらいのイメージを持つと分かりやすいと思っています。

もちろん、本当に仕事量を20〜30%減らせる人ばかりではありません。

大事なのは意識です。

すべてを完璧にする。

すべて勝つ。

もっと増やす。

もっと上へ行く。

ではなく、

少し余白を残す。

そのくらいで過ごします。

おすすめは「自分を知るためのノート」

ノート

天中殺の時期に私がおすすめしたい使い方の一つが、ノートを書くことです。

ノートを一冊用意して、自分について書きます。

自分はどんな人なのか。

どんな人生を送ってきたのか。

普段どんなことを考えているのか。

何が好きなのか。

なぜそれが好きなのか。

何が嫌いなのか。

なぜ嫌いなのか。

最近何に怒ったのか。

なぜ怒ったのか。

最近何で笑ったのか。

なぜ楽しかったのか。

小学生の自分が今の自分を見たらどう思うか。

人生の最後の自分が今の自分を見たらどう思うか。

今は楽しいか。

一番楽しかった時期はいつか。

今何に悩んでいるか。

こうしたことを書いていきます。

最初からすらすら書けなくても構いません。

一ページ一テーマくらいで始めます。

書けるところだけ書く。

後日また読み返す。

何か思いついたら追加する。

これを繰り返します。

しばらくすると、自分でも気づいていなかった考えが見えてくることがあります。

内面を見るとつらくなることもある

自分を深く見るのは、必ずしも楽しい作業ではありません。

本当は嫌だった。

本当はやりたくなかった。

本当は違う人生を望んでいた。

そういう気持ちに気づくこともあります。

そのため、無理に掘り下げる必要はありません。

つらくなったら休む。

深刻な悩みや強い苦痛がある場合には、占いだけで解決しようとせず、必要に応じて専門家へ相談することも大切です。

天中殺中に大きなことを始めてしまったら?

ここが実際にはかなり重要だと思います。

あとから、

「結婚した時期が天中殺だった」

「会社を始めたのが天中殺だった」

「引っ越したのが天中殺だった」

と気づくことがあります。

そこで、

「もう人生が終わった」

と考える必要はありません。

すでに起きたことは変えられません。

重要なのは、そこからどう動くかです。

私なら「回復」ではなく「整え直す」と考える

以前は「天中殺を犯した場合の回復方法」と考えていました。

ただ、より実践的に言えば、

始めてしまったものを、無理に拡大せず整え直す

と考える方が分かりやすいと思います。

社会貢献。

人への親切。

勉強。

休息。

掃除。

整理。

メンテナンス。

こうしたことをしながら、足元を固めます。

天中殺中に始めたビジネスなら「大きくしすぎない」

たとえば新規事業を天中殺中に始めていたとします。

私なら、最初から一気に拡大しようとはしません。

固定費を増やしすぎない。
在庫を抱えすぎない。
借金を増やしすぎない。
人を増やしすぎない。
無理な売上目標を置かない。

という方向で動きます。

そして、事業が社会へどんな価値を出しているのかを考えます。

必要とされるものを提供する。

顧客の困りごとを減らす。

これも一つの社会貢献です。

大きくする必要が生じたら、そのとき大きくする。

最初から欲をかいて膨らませない。

そのくらいでよいと思います。

悪化している事業まで無理に守らない

「天中殺だから耐えなければならない」という意味でもありません。

明らかに損失が広がっている。

資金繰りが危険。

続ける合理的な理由がない。

という場合には、損失が大きくなる前に撤退する判断も必要です。

占いよりも、現実の数字を優先します。

天中殺中に結婚していた場合

これも「天中殺で結婚したから別れる」という話ではありません。

すでに結婚しているなら、

相手を自分の思い通りにしようとしない。
相手の話を聞く。
互いの生活を理解する。
お金や家庭の問題を話し合う。

といった現実的な関係づくりの方が重要です。

精神的な結びつきを大切にする時期として利用します。

次の天中殺を「定期メンテナンス」に使う

天中殺は一度きりではなく、周期的に巡ってくるという考え方です。

それなら、次に巡ってきたときに、

掃除する。
仕事を整理する。
勉強する。
休む。
自分を見直す。

という定期メンテナンスに利用することもできます。

「悪い時期が来た」と考えるより、

また点検の時期が来た

と考えるわけです。

天中殺を怖がりすぎない

天中殺について知ると、

「何もしてはいけない」

「この2年間は全部ダメ」

と考えたくなることがあります。

しかし、それでは生活できません。

必要な仕事はする。

必要な転職はする。

必要な引っ越しはする。

必要な治療も受ける。

そのうえで、自由に選べる部分だけ少し慎重にする。

私はそのくらいが現実的だと思います。

私の天中殺FLOW

かなりシンプルにまとめると、私は次のように考えます。

天中殺に入る

無理に拡大しない

生活速度を70〜80%くらいの感覚へ落とす

今あるものを整理する

休む・学ぶ・準備する

自分の内面を見る

次に動くためのエネルギーを蓄える

ロケットの発射前のような期間です。

総合的な意味を知りたい場合

このページでは、ロケットのイメージ、70〜80%運転、ノート、天中殺中に始めてしまった場合の考え方など、実践面を中心にまとめました。

天中殺そのものの仕組み、避けるとされる行動、結婚・転職・引っ越し・吉日との関係などをまとめて確認したい場合はこちらをご覧ください。

天中殺の意味と過ごし方ガイド|避けるべき行動と開運日の活用法

まとめ|天中殺は「飛ぶ時期」ではなく「燃料を蓄える時期」と考える

天中殺は誰にでも周期的に巡るとされる時期です。

ただ恐れるだけでは、長い期間を無駄にしてしまいます。

私は、

ロケットが発射する前に燃料を蓄える時期

と考えると使いやすいと思っています。

大きく広げる代わりに整理する。

無理に結果を取りに行く代わりに学ぶ。

走り続ける代わりに休む。

外だけを見る代わりに、自分の内側を見る。

そして次に動けるときのために、少しずつ準備します。

力を抜いて、70〜80%くらいで過ごす。

そう考えると、八方塞がりに見えた天中殺も、かなり使いやすい期間に見えてきます。

このページは、天中殺を実際の生活でどう使うかという実践編です。

天中殺とは何か、一般的に何を避けるとされるのか、結婚・転職・引っ越し・吉日との関係を確認したい場合は総合ガイドへ進んでください。

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