六曜ってなに?カレンダーの“隠れたメッセージ”
カレンダーに小さく書かれた「大安」「仏滅」「友引」などの言葉、目にしたことはありませんか?これらは「六曜(ろくよう)」と呼ばれ、その日の吉凶や時間帯の運勢を表す暦注のひとつです。
結婚式やお葬式の日取り、引越しや契約など、重要な決断のタイミングで参考にされることが多い六曜。ただの迷信と思うなかれ、運気を味方に付ける指針として、上手に使えば日常に安心感や流れをもたらしてくれます。
今回は、六曜の基本的な意味と特徴、目的に応じた開運日の選び方をご紹介します。
1. 六曜の種類と意味
● 大安(たいあん)
「大いに安し」の意味で、六曜の中でもっとも縁起が良い日とされています。結婚・契約・入籍・引越しなど、あらゆることに適した吉日。
● 友引(ともびき)
「勝負ごとで引き分けになる日」。祝い事には吉とされ、結婚式に人気。一方で、葬儀は避けられる日でもあります。
● 先勝(せんしょう)
「先んずれば勝つ」。午前中が吉、午後は凶とされるため、早めの行動が吉とされる日です。
● 先負(せんぷ・せんぶ)
「先んずれば負ける」。午前が凶・午後が吉。重大な判断は午後に行うと良いとされています。
● 赤口(しゃっこう)
「赤=火や血を連想させる」ため、火の元・刃物に注意すべき日。基本は凶日ですが、11時~13時だけ吉とされます。
● 仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅するほど縁起が悪い」とされ、六曜の中で最も凶日と位置づけられます。お祝いごとは避ける傾向がありますが、価格が安くなるなどのメリットも。
2. 六曜カレンダーの活用方法
● 結婚・入籍
- 大安:最も人気のある吉日
- 友引:引き合う運気で夫婦円満を願う日
● 引越し・新築
- 大安・先勝(午前中):気の流れを新しくするのに適したタイミング
● 葬儀・法要
- 友引は避ける:死者が“友を引く”とされるため
- 先負・仏滅:しめやかに行う式に適しているとされる
● 契約・ビジネス開始
- 大安:物事が円満に進む
- 先勝(午前中):スピード勝負に強い
3. 六曜だけに頼らず“重ね日”を意識する
六曜に加えて、一粒万倍日・天赦日・不成就日など他の暦注と重なるかどうかもチェックするのがポイントです。
- 大安 × 一粒万倍日:新しいことのスタートに◎
- 仏滅 × 天赦日:凶日を吉日が打ち消してくれることも
また、個人の運気(数秘術・九星気学など)を考慮することで、より自分に合った最適な吉日を見つけられます。
4. 六曜を活かすための注意点
- すべてを「吉凶」で判断しすぎない
- 行動の質が運を決める:吉日であっても雑な行動は逆効果
- 自分が心地よく過ごせるかを重視する
まとめ:六曜カレンダーは「選び方のヒント」
◎六曜の基本を押さえよう
- 大安:万能の吉日
- 友引:慶事向き、葬儀はNG
- 先勝・先負:時間帯に注意
- 赤口:11~13時以外は凶
- 仏滅:基本は凶日、落ち着いた行動向き
◎開運日を選ぶときのポイント
- 行動内容に適した六曜を選ぶ
- 他の暦注との重なりも考慮する
- 気持ちよくスタートできる日を大切に
六曜カレンダーは、人生の節目を整える“道しるべ”。大切な日をより良いものにするために、今日から少しだけ意識してみてはいかがでしょうか?